
人は、子供に「しつけをする」という習慣があります。
人以外の動物も、親は子に”さえずり”を教えたり、食料の調達の仕方を教えたりします。
その両者の決定的な違いは、社会的な善悪に囚われているか否かです。
人には、言葉というコミュニケーションツールがあることもあり、より多くの情報の授受を日常的におこなっています。
しかしその弊害として、人によって作り上げられた”社会的常識”に縛られることになります。
その社会的常識は、人が ”自分らしく在る” という大切な感覚を、徐々に覆い隠していきます。
そんな、あたかも「子供のため」と言っておこなっている「教育という名の抑圧」は、子供たちの自由な感性を奪い、狭い領域に押し込めます。そして、大人になっていくにつれ「やりたいことが見つからない」「自分に自信がない」などの心理的な葛藤を引き起こします。
それらは全て、とても早い時期から始まります。
3歳までの間に「自己」が出来上がると言いますから、その期間ないしはお腹にいる時から「真に子供のために出来ること」をおこなっていく事が大切です。
とりわけ、子供にとって ”お母さん” という存在からは、非常に大きく影響を受けます。
ずっとお腹の中で一体となっていたわけですから、自分との境目が初めは曖昧なのです。
私の場合、お母さんから離されていた期間も長かったと思いますので、それ自体のストレスが「過剰防衛」を産むプロセスの一つだった様に思います。
子供のためを思うなら、一方的なしつけよりも、なぜその行動をしたいのかを真剣に聞いてあげる事の方が大切です。常識には当てはまらなくても、そこにはその子の真実があります。
真の在りようを否定せず、ひとりの人間として向き合ってあげることです。
余裕がなくて一方的に叱ってしまった時は、ちゃんと謝って、理由を正直に話してあげたら良いんです。
子供は本当に繊細に親の感情や態度を察知します。
動物たちも同じです。真摯に向き合う姿勢さえあれば、必ず最高の結果が生まれます。
今日のひとこと
『 子育ては、自分自身を現す 』
今日も素晴らしい日をありがとうございます。
光田恵美
ラトレアオーガニクス
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