male and female signage on wall
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男と女の違いとは、何なのでしょうか?

肉体的にはもちろん違いますし、役割も違います。

人には、生まれてきた性別によって、様々な制限が課せられます。
幼い頃に、男の子だからとか、女の子だからとかで、やりたい事を止められた経験は多くの人にあるのではないでしょうか。

私もそのうちの一人です。
母は男の子を欲しかった様でしたが、私は女の子として生まれました。
そのせいか、幼い頃は男の子用の服を着せられ、男の子用のおもちゃを与えられ、と実際の性別に対する制限が課せられていました。

幼い頃の記憶は、潜在意識に強く刻み込まれます。
私は男なのか女なのか、よく分からないまま育って行ったのだと思います。

私に刻み込まれた「女性性に対する制限」は、その後どんどん出てきました。
小学校では女子の中にいるのが苦手で、かといって男子と一緒にいる訳にもいかず、孤立していました。
高校2年生からは理系に進んだので、周りが男子ばかりになりましたが、その頃が学生時代で一番楽しかったです。

しかし、そんな男の子寄りの性格とは裏腹に、物理がとにかく苦手だったり、数学も難しくなるにつれどんどん分からなくなっていったり、体育も苦手でした。逆に得意なのは、図工や美術、書道、国語。
私は、男の子になりたくてもなれない、れっきとした女の子でした。

さらに年を重ねるにつれ、弊害は増えていきました。
デザイナーとして就職した先では、自分の好きなものは”可愛い”もので、自分がデザインするものは”ロジカルな”ものでした。女性性を内に隠し、男性性で仕事を行なっていた様な感じで、自分が作るものはその”葛藤”を現したかの様に、どこかアンバランスなものでした。

やがて、左肩が上がらなくなり、左足にヒビが入りました。
女性性を閉じ込めすぎて、それが大爆発を起こした結果の怪我でした。

何十年もずっと、女性である自分を否定し、ぞんざいに扱ってきた訳ですから、葛藤は当然肉体レベルにまで現れてきます。

しかし、これによって私は、ある「学び」を計画していたのです。
それは「別の視点から見る」という事。
今の私の考え方の根幹にあたる”陰陽両方が大切である”というものに必要な学びでした。

今では「ある面では極端に男性的、ある面では極端に女性的」な自分を”何か面白い奴”と、好意的に受け入れられています。

今日のひとこと
『 潜在意識は、魂が望む限りいつでも、如何様にも変わり得る 』

今日も素晴らしい日をありがとうございます。

光田恵美

ラトレアオーガニクス
https://www.latlea-organics.com

動物と人の心と体のセラピー