こんばんは。

ラトレアの光田恵美です。

今日は、私の母の話をします。

母は、小さな頃から腎臓に大きな病気を患い入院したり、大人になってからも子宮や胆のうの摘出、膵臓や肝臓の機能低下、度重なる膀胱炎、色んな場所の怪我など、病院にお世話になったことが多くあります。

これらに関わる意識は、例を挙げると

・恐れ・・・腎臓、膵臓

・拒絶・・・子宮

・憤り・・・胆のう、肝臓、膀胱

といったものがあります。

(他に別の意味合いもあります)

昨日、母にセッションをしていて出て来た項目に、周りの人や環境など「自分以外の全て」に対する拒絶心や憤りがありました。

母は言いたいことを言っている様に見られるけれど、憤りをいつも出さずに自分の中に収めていました。

「なる様にしかならんさ〜」と言うのが口癖で、その他の感情も割と押し込めていた感じは前からありました。

なる様にしかならない、という言葉に隠された “あきらめ” の意識は、先程の感情も含めた様々なストレスに対し、過敏に反応し、更なるストレス状態になる事から身を守るため、身体が対処し出来上がったとも考えられます。

でもそれは、人の気持ちを不快にしたくない平和・友愛の心から生まれたのかもしれません。自分の子供を女手ひとつで守るために生まれたのかもしれません。

そう考えると、感謝の気持ちや、肯定する気持ちが大きくなっていきます。

家族円満の秘訣は、その人の素敵な所に目を向けることから始まるのかもしれませんね。そうすれば、その人から生まれた自分、この家族の一員として生まれてきた自分も、肯定できる様になっていったりします。素敵な副産物はどんどん大きくなりますよ (^.^)

そして母は、4年前位に認知症を発症しました。発症してすぐは、今いる場所も、友達の顔も、よく分からなくなっていて、たまにひどく混乱していました。

それから、有難いことに、周りの人の助けを借りながらデイサービスや病院でのお薬などで症状は落ち着いていき、その後も進行はあまりなく、母の心は平和な状態に。

始めは嫌がっていた週4日のデイサービスも、「行くのが楽しみ」と笑顔で言う様になりました。

すぐ直前のことでも忘れたりするのはありますが、それを受け入れていて、自虐ネタの様に言い、よく笑っています。

過去も、特に嫌な出来事は割と忘れている事が多いため、自分を含め誰のことも責める事なく、責めていた事も忘れています。

そしてこの4年で病気も改善してきていて、よく転んで怪我をしていたのも無くなり、とにかく体調が良く、今までの人生で一番健康なのではないかというほどです。

全ては意識から具現化される、と以前のブログでも度々書いていますが、この “仕組み” が、ここに現れている様に感じます。

「認知症は神様からのプレゼント」と、よく言われますね。

死への恐怖だけでなく、この人生で解放される事なく残っている色んな感情を感じずに余生を過ごせる。

もちろん、周りのサポートは必要になってくるので、その大変さもとてもよく分かります。

私の場合は、

・母の状態を上記に書いた様な目線で肯定的に見てみること

・母の本当の幸せは何かを考えてみること(その状態を治すことなのか、好きな事が出来ることなのか、等)

・それをサポートしてくれる社会や周りの人達の力も積極的に借りていくこと(介護する側が追い詰められないこと)

・その人たちへの感謝を忘れないで、言葉で “ありがとう” を伝える事

・介護を、”出来る範囲” で頑張っている自分を、きちんと褒めてあげること

こう心掛けていると、力を抜いていられ、そして周りへの目も自分への目も優しくいられますよ。

辛い時は、専門家に聞いてもらったり、感情を解放するセッションなどを積極的に受けてみてくださいね。

出来るだけ、自分の中に溜めておかないことが、大切ですよ。

そして、自分をしっかり褒めてあげてくださいね (^.^)

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ラトレアオーガニクス
自然療法家 光田恵美

https://www.latlea-organics.com